断水時に家庭で水を守る備えと生活の工夫
2026/08/05
断水時に家庭で水を守る備えと生活の工夫
2026年夏、熊本県では地震の影響で断水や濁り水が発生しました。県の情報として、7月31日午後2時時点で10市町の約7万9100戸が断水し、八代市で約2万5000戸、宇城市で約1万7000戸、熊本市で約8700戸と報じられています。暑い時期の断水は、飲み水だけでなく、トイレ、手洗い、調理にも大きく関わります。
目次
- 断水で最初に困る家庭の水まわり
- 応急給水までに家庭でできる水の分け方
- 復旧後すぐに水を使う前の注意
- 断水への備えは家の安心につながります
1. 断水で最初に困る家庭の水まわり
断水というと「水道から水が出ない」だけに見えます。けれど、実際には水圧が下がって水が出にくい、濁り水が出る、といった状態もあります。熊本市南区の一部でも断水があり、水圧低下や濁り水が伝えられました。
家庭で特に困りやすいのは、次のような場面です。
- 飲み水が足りない
- トイレを流せない
- 手を洗えない
- 食器や調理器具を洗えない
- 洗濯や入浴ができない
意外にも、飲み水より先にトイレで困る家庭もあります。水がないと、いつもの生活が一気に止まってしまうからです。
2. 応急給水までに家庭でできる水の分け方
八代市や宇城市などでは、水道水が出ないため応急給水が始まりました。ただし、給水所まで行くには時間がかかる場合があります。高齢の方や小さなお子さまがいる家庭では、運ぶ量にも限りがあります。
家庭では、水を用途ごとに分けて考えると落ち着きやすくなります。
- 飲む水
- 食事に使う水
- 手洗いに使う水
- トイレに使う水
飲む水と食事の水は、清潔な容器に入れたものを優先します。トイレ用の水は、浴槽に残した水や生活用水を使う考え方があります。ただし、集合住宅では排水管の状態によって流せないこともあります。管理会社や自治体の案内を確認してから使うと安心です。
3. 復旧後すぐに水を使う前の注意
静岡県小山町では、地震による断水が6月28日午後5時に復旧したと案内されました。復旧の知らせを聞くと、すぐに蛇口を開けたくなります。ですが、最初の水には濁りが混じることがあります。
復旧後は、まず透明な容器に水を出して色やにおいを見ます。濁りがある間は、飲み水や調理には使わないほうが安全です。自治体が「飲用可能」と案内するまでは、給水された水や備蓄水を使います。
また、給湯器や浄水器を使っている家庭では注意が必要です。濁った水が機器に入ると、不具合の原因になることがあります。説明書や管理会社の案内を確認してから使い始めてください。
4. 断水への備えは家の安心につながります
断水は、地震の直後だけでなく、復旧までの暑さや生活の不便さが大きな負担になります。熊本の事例では、猛暑の中で大規模な断水が続いたことも伝えられました。
家でできる備えは、特別なことばかりではありません。飲み水を少し多めに置く、空の給水袋を用意する、浴槽の水をすぐ捨てない日を作る。それだけでも、いざという時の不安は小さくなります。
断水時は、正しい情報を自治体の発表で確認し、飲む水と生活用水を分けて使うことが大切です。普段の暮らしの中で水の置き場所を決めておくと、急な災害時にも家族で動きやすくなります。
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